遺品整理をスムーズに行うために知っておきたい形見分けの手順と時期

形見分け

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昔から、大切な方がお亡くなりになった際に当たり前のように行われてきた形見分けですが、近年では遺品整理と並ぶ大がかりな作業の一つとして認識される事が多くなりました。

故人様との思い出を良い形で分け合いたいと思う気持ちがあれば、形見分けは決して難しいものではありません。

以下に形見分けの手順や一般的な時期をまとめましたので、これから形見分けをされるご遺族の方はぜひご準備にお役立てください。

形見分けとは

形見分けとは、故人様が愛用されていた物を親しい人と分け合う事で、「故人をいつまでも側で感じられるように」という意味で行われるものです。

形見分けは日本独自の慣習で、海外には形見分けという文化は存在しません。
そもそも形見とは「その人の姿を見る」という意味の言葉であり、長年愛用した物に魂がこもると考える日本人の心が生み出した美しい習慣なのです。

形見分けを行う相手

形見分けはもともと、親から子へ、主人から家臣へというように目上の者から目下の者へ遺品が引き継がれていくものでした。
そのため、目上の相手に形見分けを行うのは大変失礼なこととされています。

しかし、現在ではそのような考え方も薄れてきているため、お相手からの希望があれば形見分けを行う事も可能です。

ただ、あくまで本来は失礼にあたる行為ですので、もし受け取っていただけるという場合は「失礼な事とは承知しておりますが」などと無礼を詫びる一言を添えてお渡しするようにしましょう。
こちらは日本特有の作法やマナーを問われる機会でもあります。

形見分けの注意点

贈与税が発生するものは避ける

形見分けでトラブルになるケースの一つに「贈与税が発生してしまう」というものがあります。
純粋な気持ちで行った形見分けが金銭トラブルに発展してしまえば、故人も浮かばれません。

贈与税は、1年間に贈与された財産の合計が110万円を超えると発生するものです。

形見分けで受け取った物であってもこれに該当しますので、形見分けをするものはあまり高価すぎるものは避けるのが無難です。

形見分けに限らず、遺品整理の過程で贈与税・相続税が発生するケースもありますので、貴重品や重要書類などは最優先で確認しておきましょう。

遺品整理の注意点については、下記のページにまとめて記載していますので参考にしてみてください。

【専門業者が解説】遺品整理を行う時に気をつけたい注意点・トラブル

【専門業者が解説】遺品整理を行う時に気をつけたい注意点・トラブル

ラッピングは厳禁

相手に差し上げるものだからといって形見分けの品を華美にラッピングするのは厳禁です。

形見分けの品はあくまでもプレゼントや贈答品では無く遺品です。
お渡しする際は、奉書紙半紙などで包む程度に留めましょう。

もし、形見の品が箱に入っている場合などは、敢えて出したりせずにそのままお渡ししても問題ありません。

形見分けの手順

遺品が多い場合、何をどのように形見分けすればいいのかと迷ってしまうというお客様もいらっしゃいます。

ただ、手順が分かれば自然と形見分けができる物も絞られていきますので、それほど難しいものではありません。

手順1:遺品整理を行う

形見分けのお品を仕分ける為には、まず遺品整理をはじめる必要があります。

3つに分けて整理する

遺品整理を行う際には、

  1. 相続するもの
  2. 形見分けするもの
  3. 処分するもの

の3つに分けて仕分けを行うとスムーズです。
また、後々のトラブルを防ぐ意味でもできる限りご遺族で集まって相談しながら遺品整理を行う事をお勧めしています。

遺産分割を完了させる

遺品を相続する人が複数人いる場合は、遺品整理を行い遺産分割まで終わらせておきましょう。

遺産分割が完了していないまま、独断で形見分けを行ってしまうと相続人同士でトラブルに発展する場合もあるため注意が必要です。

手順2:形見分けするものを仕分ける

形見分けを行うものが決まったら、

  • 遺言があるか
  • 誰に形見分けをするか
  • 誰にもらって欲しいか

を考えて形見を仕分けていきます。
また、いざ形見分けを行う段階で「この人を忘れていた」ということが無いように、あらかじめ誰に形見分けを行うかを必ず確認しておきましょう。

手順3:ある程度のクリーニングや手入れをする

何年も使っていなかったものを形見としてお渡しする事もあるでしょう。
そのような場合はホコリを払ったり、洋服や着物であればクリーニングをするなど、ある程度の手入れを行うのが礼儀です。

また、サイズやデザインといった理由から着ることができない着物や洋服は、そのまま渡すのではなく小物などにリメイクするなどの工夫をすると、受け取る側も気持ちよく持てることもあります。

手順4:形見分けを行う

形見分けを行う際はなるべく直接手渡しすることが理想ですが、遠方に住んでいる方には宅配便でお送りしても問題はありません。

その際は半紙や奉書紙に包み「遺品」と表書きをして、その品物と故人のエピソードなどを書いた手紙を添えてお送りすると丁寧で、お相手様にもお気持ちが伝わります。

形見分けを行う時期

形見分けを行う時期は、信仰の様式によってさまざまです。
以下に一般的な時期をまとめましたのでご参考にしてください。

仏式の場合は四十九日を過ぎてから

仏式の場合は四十九日を過ぎてから行うのが一般的です。

四十九日が過ぎるまでは「忌中」と言い故人がまだこの世に滞在している期間とされていますので、形見分けなどは行わず静かに故人を偲ぶ時間にしましょう。

神式の場合は五十日経過後

神式では五十日祭や三十日祭などが区切りになりますが、一般的には五十日経過後に形見分けを行うのが一般的です。

キリスト教の場合は30日後の追悼ミサの後

キリスト教にはもともと形見分けの考え方はありませんが、日本の場合は形見分けを行うこともあります。
その場合は、30日後の追悼ミサの後に行うのが一般的です。

生前形見分けという方法もある

死の準備をする事は縁起が悪いなどの理由からタブー視されていたこともありましたが、「終活」という言葉の広がりとともに徐々に自身の最期を自分で決めるという考え方も浸透してきています。

その一環として、生前贈与という形で生前に形見分けを済ませておくというケースも増えています。
この場合は時期などの特に決まりはなく、ご本人の意思のタイミングで行われます。

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