物が捨てられない!ゴミ屋敷を生み出すホーダーの心理とは

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日本には数多くのゴミ屋敷と呼ばれている家屋が存在しており、そこには物が捨てられない人たちが生活をしています。
今回は物を捨てられずにゴミ屋敷を生み出し続ける存在として近年注目されている、「ホーダー」と呼ばれる人たちの心理について紹介していきます。

物が捨てられずゴミ屋敷化する原因

ゴミ屋敷が生み出される大きな原因は、住んでいる人が何らかの理由で物を捨てられずに溜め込んでしまうところが指摘されています。

例えば社会的な原因としては「ゴミの分別が出来ずに放置してしまう」「まだ使えると思って取っておく」「必要以上に買ってしまって使い切れない」「誰も来ないから散らかしたまま」などが挙げられます。

これらは高齢者に見られやすい傾向があり、特に一人暮らしをしている高齢者に多いです。

そして若い人から中高年に多いとされているのが精神的な原因であり、「セルフネグレクト」「ホーダー」「溜め込み障害」「ディオゲネス症候群」などがあります。

そしてこの中でも特に近年深刻な問題として注目されているのが、ホーダーと溜め込み障害なのです。

物が捨てられない「ホーダー」と「溜め込み障害」

「ホーダー」は「溜め込み症候群」と呼ばれている人たちを指しており、全員が「ホーディング(強迫性貯蔵症)」という病気を抱えています。
ホーディングとは生活困難に陥ってしまうほど物を溜め込んでしまう行為なのですが、ただ物を溜め込んでしまうだけではなく物を捨てられない特徴を持っています。

そのためどんなに生活困難になってしまってもどんどん物を溜め込んでしまうので、最終的にゴミ屋敷になってしまうばかりかその広さを拡大していく傾向にあります。

そしてそのような生活が続いた結果、ゴミ屋敷を作り出している現状に苦痛を感じたり重度の障害となってしまう場合があります。
これを「溜め込み障害」と呼ぶのですが、日本ではまだ認知度が低いため理解されにくい病気です。

ホーダーの人たちがゴミ屋敷を生み出す心理とは

そもそも何故ホーダーの人たちは物を収拾しては捨てられない状態に陥ってしまうのかですが、抱えている病気である「ボーディング」の意味にあるように「強迫観念」が大きな原因となっています。

強迫観念とは自分の意思ではなく誰かに強要されていると思い込んで実行する行動を指していて、「やらなくては死んでしまう」「やらないと不安になる」など行為を止めようとしたり中断する事に対して強い恐怖心や不安感に襲われる特徴を持っています。

ホーダーの人たちにとっては物を収拾するのは一種の強迫観念であり、物を捨ててしまうと「物を無駄にしてしまうのではないか」と不安や罪悪感に襲われてしまうのです。
この心理が物を捨てられない要因となり、ゴミ屋敷を生み出し続けているとされています。

ホーダーになりやすい人とその意味

一般的に物を捨てられない人や、ゴミ屋敷に住んでいる人たちに対する世間の見解としては、「だらしない」「片付けられない」などが多く見られます。

そのためホーダーもそのように見られがちなのですが、実際には一般的な見解とは真逆に「完璧主義」であるという側面も見られます。
またホーダーに共通している傾向として、「他人がガラクタと思うようなものに独自の価値を見出している」点も指摘されています。

これらがどのような意味を持っているのかですが、ホーダーにとってゴミ屋敷の中のゴミは「価値のあるもの」で捨てる必要はないと考えているのです。
また「今拾っておかないと二度とチャンスがなくなるのではないか」という強迫観念もありますし、完璧主義だからこそチャンスを逃したくないと考えてしまってより強迫観念を強めてしまう傾向がみられます。

さらに完璧主義の人たちは物に対して愛着を持ちやすく、捨てる行為に対する不安や罪悪感を一般の人よりも感じやすいです。
しかも拾ってきたものには独自の価値を見出しているので、どんなにガラクタだと言われても本人にとっては大切なものなので捨てられなくなっていきます。

ホーダーや溜め込み障害を理解してゴミ屋敷を改善する

現在日本ではホーダーや溜め込み障害を専門的に治療してくれる医療機関はなく、認知の面でも非常に低いため治療を望むのは難しい状況となっています。
また溜め込み障害は苦痛を伴っているので自覚症状があるケースも多いのですが、ホーダーの場合は自覚症状がないため病気によって物が捨てられないと認識できていない人がほとんどです。

ただ闇雲にゴミを捨てようとしたりゴミ屋敷やホーダーを排除しようとすると、ホーダーにとっては自分自身が傷つけられたように感じて強い拒絶反応を示してしまいます。
そのためホーダーや溜め込み障害によるゴミ屋敷を改善していくためには、まず周囲の人たちがホーダーや溜め込み障害に対して理解していく必要があります。

またホーダーや溜め込み障害を抱えている人たちの中には自覚がなくても問題を感じて悩んでいる人たちもいるので、まずは相手の話を傾聴したり理解したりする姿勢を見せていくと少しずつ心を開いてくれます。

そうして相手と信頼関係を築いてから、徐々に物を捨ててゴミ屋敷を改善していくのがお互いにとって良い方法となります。

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